私たちは勝負、という名の賭けに応じ……。

 完 敗 しました。


「っていうか、バレー部いたなんて、聞いてないよ!」

 愛花ちゃんのチームには、バレー部の女子がいたのだ。
 しかも愛花ちゃん自身も、何気に運動神経がいい。少なくとも私よりは……。


「くそー! 足のスポーツなら、絶対負けないのに。」

 頼みの綱だった和くんは、バレーだけは、たいして得意じゃなかったらしい。
 使えない男――!
 先に教えておいて欲しかった。


 けれど最大の敗因は、うちのチームの我々女子3人なので、文句も言えない。
 瞳ちゃんも優奈ちゃんも私も、運動は得意でない。ザ・インドア派3人組なのである。


――何で、賭けにのっちゃったんだろ。私のバカ〜〜。

 
 後悔、先に立たず。

 私は放課後、愛花ちゃん達4人のお願いを聞くために、生徒会室にドナドナされていくのであった。