※※※※
年末年始をダラダラ過ごし、休みに慣れてしまった体には、3学期の始まりは少ししんどい。
1月を何とか乗り切って、2月。
バレンタインデーの日に、愛花ちゃんは手作りのチョコレートを持ってきた。
生徒会の男子メンバー1人ずつに、個別に用意されたチョコは可愛らしくラッピングされている。メッセージカードも添えられているようだ。
愛花ちゃんは恥ずかしそうに、「自宅で開けて下さい。」と言っていた。
それとは別に、気のきく愛花ちゃんは、生徒会室で皆で食べる分まで、作ってきてくれた。
色とりどりのトッピングがなされたトリュフに、生チョコ、クッキー、どれもとっても美味しそう!
「お前からは。」
杵築が、かつあげのごとき迫力で、こちらを見る。
――うう。
「……私は、こういうイベントに縁がなくて。今日がバレンタインデーということも、忘れてました。」
「ハハッ。お前には、期待してないわ。」
「あなたらしいですね。」
三杉と羽村。どういう意味だ。
「黒瀬さんも、遠慮なく食べてね! そのためにたくさん作ってきたの。」
「ありがとう……。」
愛花ちゃんは、相変わらず天使のようだ。
遠慮なくトリュフを口にすると、本当に美味しい!
「美味しい〜。」
もう一個頂こう。
……さらに、もう一個。
うう、さすがに、これ以上は食べすぎかな。
「……美味しい。」
「月乃さんは、女子力が高いですね。」
他のメンバーの愛花ちゃんに対する好感度は、着実に上がっているようだ。
年末年始をダラダラ過ごし、休みに慣れてしまった体には、3学期の始まりは少ししんどい。
1月を何とか乗り切って、2月。
バレンタインデーの日に、愛花ちゃんは手作りのチョコレートを持ってきた。
生徒会の男子メンバー1人ずつに、個別に用意されたチョコは可愛らしくラッピングされている。メッセージカードも添えられているようだ。
愛花ちゃんは恥ずかしそうに、「自宅で開けて下さい。」と言っていた。
それとは別に、気のきく愛花ちゃんは、生徒会室で皆で食べる分まで、作ってきてくれた。
色とりどりのトッピングがなされたトリュフに、生チョコ、クッキー、どれもとっても美味しそう!
「お前からは。」
杵築が、かつあげのごとき迫力で、こちらを見る。
――うう。
「……私は、こういうイベントに縁がなくて。今日がバレンタインデーということも、忘れてました。」
「ハハッ。お前には、期待してないわ。」
「あなたらしいですね。」
三杉と羽村。どういう意味だ。
「黒瀬さんも、遠慮なく食べてね! そのためにたくさん作ってきたの。」
「ありがとう……。」
愛花ちゃんは、相変わらず天使のようだ。
遠慮なくトリュフを口にすると、本当に美味しい!
「美味しい〜。」
もう一個頂こう。
……さらに、もう一個。
うう、さすがに、これ以上は食べすぎかな。
「……美味しい。」
「月乃さんは、女子力が高いですね。」
他のメンバーの愛花ちゃんに対する好感度は、着実に上がっているようだ。