─animaTane─ドレミ


サンは研究衣を着ている女性、セフィナに「もう、細胞再生による蘇生を両者ともに中断してくれ」と言い、青年ローは「本当にいいのかい?」とミカエルの小さな背中に問うた。サンは青年ローの発言に「ロー、考えは人それぞれ違う。それがたとえ幼子でもだ」と嗜め、青年ローは陽気な口調で「そうだね」と返す。ミカエルは瞼を閉じたまま静かに息をしていた。そんなミカエルにサンは「キミは産まれた時から独りじゃなかったのを知ってるかい?」と言う。ミカエルは「慰めてくれてるの?」と返すとサンは首をふり、「いいや、違う」と否定した後に続けて、「風がキミを常に見守っていた」と告げる。


サンは更に説明する。


「キミの右頬には赤色の輪の紋様がある。それはマイナス因子を多く受け継いだ命だけが授かれる輪だ。


この輪は黄色の輪はプラス因子を多く含み、キミの持つ赤色の輪はマイナス因子を多く含む。それらは固有の能力を有し、あらゆる形を形成し、エネルギーとして発散し、使用可能となる。能力の規模が大きいほど疲労は蓄積し、長い睡眠が必要になる。最悪は死に至るケースもある。まあ、俺自身がそうだったんだがね」


と、言い、「キミを産まれる前から見てるがまるで風がキミを見守り、強い意志でキミの傍にいるように思える。


その根拠はキミは輪を持つ前から風を纏っていたことだ」


と結論付ける。