「サン。。。」
ミカエルはサンの名前を呼び、サンは説明する。
「これからおじさんという呼び方ではなく、俺をサンと呼び、ロー達のことはローと呼ぶといい。
ローは良い子だ。キミを決して怒ったり、困らせたり、蔑ろにすることはない。
ここをキミが巣立つ前の家にするといい」
サンはとても優しく、ミカエルには太陽のような存在に見えた。それだけに子供であるミカエルから見てもサンは魅力的な男性だった。
「さて」と話の機転を変えるサンは「どこからキミに説明したらいいのか?また、どこまで見せればいいのか?こうも言える、キミに理解は可能なのかとね」とまた宙をあおぎ見て、顎を擦る。ミカエルは「みゃあとママに会わせて」と力強く言い、「覚悟は出来てる」と幼いながらにも多少の理解を示した。
サンは視線を宙からサンに向けて「そうか」と口にすると、冷静な表情が僅かに悲しみをはらみ、その眼差しが一瞬、寂しげになった。サンはミカエルを見て何か感情を動かされたのだろう。だが、また冷静な表情となり、「キミに現実と摂理について説明しよう」とミカエルに告げた。

