─animaTane─ドレミ


「やあ」


瞼を開くと目の前に青年がいた。青年は不適な笑みを浮かべる。不気味な笑み。


「おじさん、誰?」


目の前の青年にミカエルは問いかけると青年は「僕はロー」と名乗った。


ミカエルは辺りを見渡す。見知らぬ場所。機器の類いで塗り固めたような部屋。ミカエルの腕に点滴の管が刺さっている。


「ここは?どこなの」


ローは不気味な笑みを浮かべたまま、「僕のパパの創った空間の一室さ」と言う。そして、続けて、「ミカエル、キミは危なかったんだ。栄養状態も悪く複数の感染症にかかっていたから」と言い、チラリと部屋の片隅の椅子に座る男性を見る。


「パパに感謝するんだね」


部屋の片隅にいる男性は容姿端麗であり、顔つきもその姿もどこか惹かれてしまうような美しい男性だった。


男性はゆっくりと立ち上がるとミカエルの赤色の輪がある頬を撫でた。


「この1年よく頑張った。可哀想にさぞ辛かっただろう。でも、もう安心だ」


ローがパパと呼ぶ男性は不可解なことにローとそう変わらない年齢にミカエルは見えた。


ミカエルは思い出すように「みゃあは!?」と言い、男性は「残念だが」と答えた後、「今はロー達の処置により、特殊な液体につけて、カプセルの中だ。そして、ミカエル、キミのママも同じようにカプセルの中にいる」と言い、ミカエルは僅かな期待を胸に声を出す。