─animaTane─ドレミ

ミカエルは下水道の空間にテントを立てた。折り畳み式だから簡単に立てられた。


横にはとてつもない異臭を放つ、下水が流れている。


テントの中に入るとカンテラをテントの上部に吊り下げ、かなり温かな住まいが出来た。


胸元のみゃあを出すと、「みゃあ、ここは僕達のお家だ」とみゃあに微笑みかけた。


まだ幼い命が2つ。下水道という汚い場所で活路を見出だした。


その命2つは生きるために盗みという犯罪に身を染める生活をする。それは間違いであり、ただ生きるためには正しいと思えた。


ミカエルとみゃあにとってはそれを正しいと思わなければいけなかったのだ。


それが生きるということだった。


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下水道に住み始めて1年が経った。ミカエルもみゃあも盗みが上手くなり、空腹には縁遠い生活を送るようになっていた。

みゃあも独りでに市場から魚を盗み、テントに運ぶようになり、ミカエルも独りで盗みを働くこともあった。


みゃあはかなりここ1年で大きく成長した。ミカエルも僅かながらに背丈が伸びた。


ある日、みゃあは忽然と姿を消した。


2日が経ち、みゃあをミカエルは探すがどこにも見当たらない。首都内にいることは確かだったが見つからない。