キャサリンは農村を出てから大量ではあるものの限られた食料と水を持っていた。大きな袋を担ぎ、ベルリンまでの道中、ミカエルを飢えさせないためにキャサリンは食料を取らなかった。ただ一度もだ。農村からベルリンまでの30日という長い道のり。食料が二人分ないことは目に見えてわかる。だからミカエルを生かす選択をキャサリンは取った。決して軽くない荷物を運び、険しい山林などを抜けたことによりキャサリンは体力が限界を超え、重度の栄養失調となり、その短い生涯を終えた。
そのことを知らないミカエルはキャサリンが再び目を覚ますのを待った。
やがて空が茜色に染まり、夕暮れを知らせた。
ミカエルはキャサリンに寄り添い、うたた寝をしている。その右頬に何かが舐めた。ミカエルは目を覚まして、その何かを見た。
子猫がそこにはいた。
子猫は、みゃあ、と鳴き声を上げるとミカエルにすり寄って来た。ミカエルは「キミ誰?」と子猫に聞く。子猫はまた、みゃあ、と鳴き、ミカエルは言い方を変えた。
「キミの名前は?」
そのことを知らないミカエルはキャサリンが再び目を覚ますのを待った。
やがて空が茜色に染まり、夕暮れを知らせた。
ミカエルはキャサリンに寄り添い、うたた寝をしている。その右頬に何かが舐めた。ミカエルは目を覚まして、その何かを見た。
子猫がそこにはいた。
子猫は、みゃあ、と鳴き声を上げるとミカエルにすり寄って来た。ミカエルは「キミ誰?」と子猫に聞く。子猫はまた、みゃあ、と鳴き、ミカエルは言い方を変えた。
「キミの名前は?」

