食料と水は大量にあるものの限られていた。首都を目指すのに食料と水が持つか懸念された。
首都、ベルリンは素晴らしい場所だと聞く。まさかこんな形で向かうはめになるとは思ってもみなかった。
キャサリンが担ぐ袋はとても重く、ベルリンまでの道中は過酷を極めた。すぐにキャサリンの体力はなくなり、休憩を挟んで、地図を見て、ベルリンへと向かう。キャサリンは自身の体力よりもミカエルの体力や体調を心配した。
その日の夜、テントを立て、焚き火をした。枯れ枝を見つけるのには苦労したが、なんとか暖が取れた。
焚き火の炎を眺めて、その暖かさを感じた。食事は乾パンから缶詰めと日持ちするものから肉まであった。キャサリンは自分が食べるよりミカエルに食事を与えた。
今頃、委員会の告発により、祖父母は異端審問にかけられ、キャサリンとミカエルの居場所を聞き出そうと拷問を受けているだろう。拷問は死ぬまで続くし、とても残酷な方法が用いられる。
ミカエルは焚き火を眺めて「僕のせいだ」と言った。キャサリンはそんなミカエルの肩に寄り添い、「おじいちゃんとおばあちゃんはあはたのために命を惜しまない。あなたはこよなく愛されているのよ。だから自分を責めることはしないで」

