郵便配達を終えて、それを仕事先の上司に告げるとサンは早々と子犬達のもとへ向かう。早足になり、ウキウキしていた。途中、ふんぱつして市場て少量ではあるものの、羊の肉を購入した。それはもう加熱済みで食べられる状態だった。子犬達の喜ぶ姿が目に浮かぶ。思わず顔が綻ぶ。
段ボールの前に来たサンだったが、様子がおかしい。鳴き声がしない。そして血の異様な臭い。
段ボールの中を恐る恐る覗くと5匹の子犬は1匹残らず無残に殺されていた。
ミルクと羊の肉が入った紙袋を落とし、サンの瞳に映る子犬達はどれもカラスやワシなどの獣の犯行とは思えない死にかたをしていた。
それを根拠にする要因は臓器が段ボール内に散乱して食い荒らされていない点と剥き出しの腹部は噛まれたりして出来たものではなく、鋭利な刃物による犯行と一目で理解した。
怒りがこみ上げた。
せっかく産まれた命は捨てられて誰かに殺された。サンの瞳の色が淡く輝き、憎しみに満ちた時──────────それは起きた。
時間逆再生現象というべきか。とにかく子犬達の無惨遺体は生き返る。いや、生き返ったのではなく、時が戻った。
段ボールの前に来たサンだったが、様子がおかしい。鳴き声がしない。そして血の異様な臭い。
段ボールの中を恐る恐る覗くと5匹の子犬は1匹残らず無残に殺されていた。
ミルクと羊の肉が入った紙袋を落とし、サンの瞳に映る子犬達はどれもカラスやワシなどの獣の犯行とは思えない死にかたをしていた。
それを根拠にする要因は臓器が段ボール内に散乱して食い荒らされていない点と剥き出しの腹部は噛まれたりして出来たものではなく、鋭利な刃物による犯行と一目で理解した。
怒りがこみ上げた。
せっかく産まれた命は捨てられて誰かに殺された。サンの瞳の色が淡く輝き、憎しみに満ちた時──────────それは起きた。
時間逆再生現象というべきか。とにかく子犬達の無惨遺体は生き返る。いや、生き返ったのではなく、時が戻った。

