─animaTane─ドレミ

「ごめん」


「うん」


「守れなくて、キミを。。。」


「うん─────」


サンは後悔した。事前にへルメルの行動を予測出来なかったのか。もしも、予測していたのなら今頃、なにかしらの対策を取っていたはず。そして、コトノのいない現在は存在せず、コトノの生きている現在に出来たはずだった。


「私ね、なんでも頭で考えるあなたの心の中にいる。あなたは私を好きだという気持ちは頭ではなく、心が感じてるものだってわかるの。私はもう死んでしまったけどあなたの心であなたに好きだと思われていると感じて幸せよ。だから、それだけでじゅうぶんなの」


「コトノ。。。」


サンの瞳が悲しみに染まる。サンは泣くまいとうつむいた。堪えて、堪えて、泣いてはいけないと思ってしまう。


コトノはそんなサンを見て、ゆっくりと後ろから優しくサンの身体を包んだ。コトノの体温を感じる。それがいっそうサンの心を揺さぶり、優しい温もりでうつむいたその瞳から涙が一つ落ちた。


「好きだよ。サン」