あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜


震えが止まらない。


水をかけられた水滴か涙かもわからない雫がポタポタ地面に垂れる。


私も時間差でトイレから出る。


しかし、先ほど蹴られた時に足首を捻ってしまったらしく、自分の体重を支えきれずこけそうになった。


しかし近くを歩いていた誰かが受け止めてくれてなんとか転けずに済んだ。

でも瞬時に自分が濡れていることを思い出し、その人物から離れる。


「っごめんなさい。ありがとうございます」


顔も見ずにペコっと頭を下げて立ち去ろうとした。


しかし突然


「水樹さん?」


私は突然そう言われ足を止める。

そして聞き覚えのあるその声に全てを理解する。