教室に戻ってからも相変わらずだった。
「あの2人ほんとにお似合いだよねー」
「でもまだ付き合ってないんだって」
「それも時間の問題でしょ」
と周りの子達も話していた。
だんだん、私は変な感情に襲われる。
モヤモヤ、ズキズキ。
どうでも良かったはずなのに、こんな私が土井みきってバレたくなくて、こんなことになったのに、、。
私が巻いた種なのに。
今は、、私が、、土井みきだって気づいて欲しい。
と、願うようになってきている。
「ねぇ、水樹さんだっけ?」
と誠くんが私の席に近づいてくる。
「あ、はい、、」
「この前はごめんね。勘違いしてたみたいで」
胸が苦しくなった。
「いえ、、」
声を絞り出すのがやっとの私に何故か彼はどんどん話しかけてくる。


