「さっきの何?あんたのために代わりに土井みきを名乗ってあげてるのに、今更教えないつもり?私だって嫌なのよ、この名を名乗るの」
さっきのをわざと知らせなかったと勘違いされたようだった。
「そうじゃなくて、、覚えてないの」
「はぁ?」
納得がいかないのだろう。
でも本当に思い出せない。
何を言ったのか。
「ごめんなさい」
私は謝ることしかできなかった。
「ほんと使えない」
ものすごくイライラしている。
「今更バラそうなんて思わないことね。今のあんたじゃ彼に釣り合わないから」
私は何もいえなかった。
その通りだと思ったから。


