あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜


社長はこの会社に借金があることを隠していた。
そして今あるお金を全て持って逃げた。

そこから色々発覚することになる。

父が借金の連帯保証人になっていたことも。

会社にお金がないことも。


借金。


それは個人で借りた借金ではない。

会社で負った借金。

そのため額はものすごい。


桁が違う。


返すのに何年、何十年。


いや、一生かかるだろう。


自殺しようとまで考えていたくらいだ。

子供の私でもわかる。
そのころの父は本当に絶望していた。


そして数日後、母親までもが職を失った。
 

今まで自分たちがしていたこと、築き上げてきたことを全て裏切りられて、挫折していた。


精神的に回復するのが遅く、なかなか再就職することが難しかった。