そして、休み明けの月曜日。
登校途中の同級生の話題は、休み前の夏祭りの話で持ち切りだった。
だからこそ、見られていないわけがない。
「敦〜!夏祭り、また藍原と2人いっしょだったよな?」
わたしが教室へ着くと、ちょうどクラスメイトの男の子たちがあっくんに話しかけているところだった。
思わずわたしは、教室に入る手前で足が止まる。
「やっぱり仲いいんだな、お前ら」
「でも幼なじみだからって、普通2人で祭り行くか〜?」
「もしかして、また告られたりした?」
…もうやめて。
これ以上、勝手に話さないでほしい。
「やめろって、お前ら」
教室になかなか入れずにわたしがドアの陰でうつむいていると、そんなあっくんの声が聞こえた。
「好き放題言い過ぎなんだよ」
その言葉にわたしははっとして顔を上げる。
登校途中の同級生の話題は、休み前の夏祭りの話で持ち切りだった。
だからこそ、見られていないわけがない。
「敦〜!夏祭り、また藍原と2人いっしょだったよな?」
わたしが教室へ着くと、ちょうどクラスメイトの男の子たちがあっくんに話しかけているところだった。
思わずわたしは、教室に入る手前で足が止まる。
「やっぱり仲いいんだな、お前ら」
「でも幼なじみだからって、普通2人で祭り行くか〜?」
「もしかして、また告られたりした?」
…もうやめて。
これ以上、勝手に話さないでほしい。
「やめろって、お前ら」
教室になかなか入れずにわたしがドアの陰でうつむいていると、そんなあっくんの声が聞こえた。
「好き放題言い過ぎなんだよ」
その言葉にわたしははっとして顔を上げる。