執事さまはメイドちゃんに夢中♡


「わたし、十和田さんとは関わりたくないけど……」

「は?」


できるなら、これからずっと関わりたくない。

口を開けばいつもいやみを言ってくるし、顔を合わせれば、今までされてきたことを思い出してつらくなる。


だけど、ただ黙ってるなんてしない。

ネズミだってネコに追い込まれたら反撃するってこと、わからせるんだ。


「十和田さんには負けません。わたしも、悠琳くんのことが好きだから。十和田さんには渡しません!」


スカートをぎゅっとにぎりしめて、叫ぶように宣戦布告した。


言ってやった。これでいいんだ。

後悔はなにもない。


「…………」


ぽかんとする十和田さん。

なにを言われているのか理解できてないみたい。


けれど、すぐに、いつもいじわるを言う口が大きく開いた。


「あっはっはっ! 本気? あなたみたいななんの価値もない人間を、鷹見くんみたいな人が相手にするわけないでしょ。そんなこともわからないの?」