お客さま役はほかのグループの子たち。
お客さま役には役割カードとハプニングカードが渡されて、カードの指示どおりに動く。
ハプニングにどう対応するかも見られるんだって。
そして、最後に先生たちから評価を受ける。
今回見られるポイントは、よりよいサービスをしているかどうかではなくて、基本的な接客ができているかどうか。
グループの成績がそのまま個人の成績になるみたい。
つまり、連帯責任。足を引っ張らないようにがんばらないと。
「いらっしゃいませ」
都内のホテルに見立てた教室にお客さま役が入ってきて、よーいスタートだ。
「夕食の時間の共有です。201号室の林さまは五時から、312号室の西田さまは7時からと事前に指定がありました。すんなりご案内できるよう準備しておいてください」
「はい」
メイド科は、部屋を掃除するハウスキーパー、料理を提供するウエイトレス、客室全般のサービスをするルームサービスの役割を担う。
そんなメイド科の動きを指揮するのが、執事科の鷹見くん。ホテルの支配人のような立場だ。



