アイドルの妹だからってイジメないで


「でも中2あたりから、りん友の関係がゆがみ始めて。ルールに従わせようとするやつが出てきて。笑顔が引きつる虹湖が視界に入るたび、俺はしんどかったよ。もっと楽しそうに笑える場所に逃げろよ!って、勝手に怒ってた」


「だから勇大は私に言ってくれたんだね。りん友メンバーから抜けろって」


「がんこな虹湖は、俺の言うことなんか全く聞き入れなかったけどな」



なんで私は、気づけなかったんだろうな。

勇大が私のことを、こんなにも心配してくれていたことに。



「あの時は……」


「ん?」


「大嫌いなんて言って……ごめんなさい……」


「バーカ、急に謝んな。くすぐったい空気が流れるだろーが」


「だって……イヤだなって思ってたから……」


「何を?」


「勇大に……嫌われたままなのは……」