ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

昨日は沢山お金を落としてあげたから、そのお礼にメッセージが届いてもおかしくなかった。
日奈子はすぐに女子トイレへと駆け込んでスマホを確認した。

メッセージをくれた相手は友人の武井由利だった。
由利は1年前まで同じ派遣会社からこの会社に来ていた同僚で、当時席が隣同士になったことで意気投合した。

由利とは今でも時々食事に行く仲を続けている。
《由利:やっほー! 今休憩中だよね? 最近どうしてる?》

その文面を見て日奈子は自然と笑みを浮かべていた。
由利はおめでた結婚をして退職してもなにも変わった様子はなさそうだ。

今は育児で大変な時期だろうに、その文章からは微塵にもそんな雰囲気は感じられなかった。
《日奈子:元気にしてるよ! 由利はどう? 息子くんと旦那さんは元気?》

《由利:元気元気! 実は昨日から旦那と息子が実家に戻ってるの。私への有給休暇だって言って。それで今夜開いてるんだけど、よかったらご飯でもいかない?》

その誘いに日奈子はスマホを持ったまま逡巡した。