ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

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ノアールの休暇はあっという間に終わって、帰省したり旅行へ行っていた嬢たちはお土産を持って戻ってきた。
ヒナも京都みやげを休憩室で披露した。

「ヒナちゃんは京都へ行ってきたの? お友達と?」
マキに質問されてヒナは咄嗟に「そうです」と、頷いていた。

光と一緒に行ったとは、なんとなく言えなかった。
それからマキは舞妓さんのように物腰が柔らかいのだということに気がつく。

話かたも無理なくなめらかで、お客さんに怒っても相手が不愉快にならないような話し方をしている。
「どうしたのヒナちゃん?」

思わずマキのことをジッと見つめてしまったヒナはハッと我にかえって苦笑いを浮かべた。
「な、なんでもないです」