ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

でも……。
ウトウトしながら光へ視線を向ける。

光はさっそくノートパソコンを取り出して仕事をしはじめてしまった。
ホテルで一泊したのに別々の部屋だったし、休み中ずっと一緒にいたのになにもないなんて……。

光に『好みのタイプ』と言われて舞い上がってしまったことを思い出し、恥ずかしくなる。
あんなの光にとってはなんでもない言葉だったに違いない。

それを自分勝手に勘違いして舞い上がっちゃうなんて……。
そこで日奈子の思考は途切れた。

目を閉じて寝息を立て始める。
それに気がついた光が日奈子へ視線を向けた。

こっくりこっくり首が動いているのを見て、そっと頭に手をのばすと自分の肩に持たれるように移動させた。
自分の左肩に日奈子の重みを感じて、思わずニヤけてしまいそうになる。

しばらく日奈子の寝顔を見つめていた光は姿勢を変えると、一瞬だけその唇にキスをしたのだった。