ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

「じゃあなんの用事でここに呼ばれたの?」
「お前は今日からここに暮らすんだ。あんなボロアパーロにこの店の嬢が暮らしているなんてみっともないからな」

当然のことだというように言ってテレビへ視線を戻してしまった。
日奈子は慌てて立ち上がり「ここに暮らす!?」と聞き返した。

光はうるさそうに顔をしかめて日奈子を睨む。
「そう説明しただろ」

「で、でもそんな急に言われても」
「安心しろ。お前が仕事をしている間に大抵の荷物はすでに運び込んだから」

「はぁ!?」
それも初耳で目を丸くする日奈子。

なにもかも日奈子が知らない場所で動かれていたようだ。
「そこがお前の部屋だ」

光が指差した奥のドアを開けると、そこにはダンボールが一箱置かれているだけだった。
ポツンと置かれた段ボール箱を開けてみると、そこには見覚えのある毛布と本棚にあった本がいれられている。

それと、少量の服と。