ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

「あぁ。店になにかあってもすぐに駆けつけられるからな」
それくらこの店に対する強い思いがあるということなんだろう。

マキは趣味でやっている店だと言っていたけれど、ここで働いている嬢たちのことだってしっかりと見定めて声をかけているだろうし、大したものだ。

日奈子はすっかり関心してしまった。
そしてテレビをつけてのんびりと水を飲み始めた光を見て瞬きを繰り返す。

「それで、私はどうしてここに呼ばれたの?」
聞くと今度は光の方が瞬きを繰り返す。

そして「そういえば説明してなかったか」と、足を組んだ。
「仕事の話? それなら私、このお店で頑張ってみようと思ったから、大丈夫だよ」

「そんな話はしないし、お前には拒否権はない」
ズバリ言い切った光に日奈子はムッとする。

それならどうして自分だけ光の住居スペースに呼ばれたのかわからない。
できれば早く帰りたいのだけれど。