おばけなワタシとキラキラのきみ

その日の放課後。

閲覧室に行って、やっと日常に帰ってこれた気がした。

「転校?」
「だ、そうです……」
先輩はおどろいていた。

「でも多分、アユちゃんはほかの学校に行ってもうまくやっていくと思います」
かわいいだけじゃなくてふしぎな魅力がある子だから、きっとまた誰かをみつけて利用していくんだと思う。

「ふーん。生徒会長選び直すのとか大変そうだよなー」
先輩は興味があるようなないような口ぶりでつぶやいた。

「ところで空」
「はい?」

「大賞おめでとう。……ってやっと言えた」

「あ、ありがとうございます!」

あらためて言われるとうれしいし、ちょっと気はずかしい。

「あの、先輩。コンテストの結果が出たら感想教えてくれるって言ってましたけど」

「ああ、うん」

一番聞きたい感想に、ちょっとドキドキする。