意識が遠のく寸前に見えた、途切れ途切れに散らばったパズル。 幼すぎた、ひとつの記憶。 『江架。おれは、お兄ちゃんは、どんなものにも負けない魔法士になって……ぜったいまた会いにくるから』 やっと、やっと、来てくれた。 彼がこうして帰ってきてくれるのを。 私はずっとずっと、長いあいだ、待っていたような気がする───…。