紫苑くんとヒミツの課外授業



「これからもずっと、俺のこと好きでいてよね? 俺はまだ中学生のガキだけど。俺の隣は、もう咲来だけしか考えられないんだから」

「うん。私もだよ」


私と紫苑くんの顔が、どちらともなく近づく。


「咲来、大好きだよ」

「私も。紫苑くんが大好き」


オレンジ色に染まる夕方の図書室で、私たちは初めてのキスをした。


「これからもたまにはここで、二人で一緒に勉強しよっか」

「うん!」

「もちろん勉強だけでなく、これからは俺に咲来のことも色々と教えてくれる?」

「えっ、何を知りたいの?」

「そうだなぁ……まずは、俺のどこが好きなのか教えて欲しい」

「え!?」


紫苑くんとの秘密の課外授業は、これからもまだまだ続いていきそうです──。


end.