「奏音〜アイスは好きか〜?」

「うん、好きだよ〜?」

「奏音、コーヒーは嫌いか?」

「うん、嫌い〜」

「奏音、音琴高校に入ってくれないか?」

「うん、分かった〜」

「言ったな」

「え?……………あぁ〜〜〜!!!!」


ーーーーはい、1ページ目から茶番を見せてしまいすみませんでした

そんなこんなで音琴高校を受験することになりました。

今の季節は5月。もちろん受験の季節じゃないし桜ももう散っています

中学という名の義務教育を終え高校には上がらず家に引きこもっていたら音琴高校を受験することに…

こんなところでお父さんの話を聞かないことが裏目に出るなんてっ!

しかも日本有数の音楽高校だと?ふざけんなーーーー!っていう感じだよね〜

まあ私がそこに受かるわけはないし!
筆記だけならまだしも実技もあるだろうしね

私は音楽が大好きだけど大っ嫌いだ
その理由は後ほど言うことになると思うけど

筆記はこんなに簡単なの!?っていうくらい簡単だった!