ヴァイオレットがクッキーの甘さに頰を緩めていると、隣に座っているイヴァンが幸せそうに見つめているのに気付く。目が合い、ヴァイオレットが首を傾げるとイヴァンは「ジッと見てしまってすまない」と微笑みつつも謝り、クッキーに手を伸ばした。
「んっ、おいしい!さすがリオンだね」
イヴァンの頰も緩んでいく。その顔を見ていると、ヴァイオレットの中に幸せが生まれていく。心の中が温かく、胸が高鳴っていく。
(ただ、隣にいるだけで幸せ。この幸せがずっと続いてほしい……)
そんなことをヴァイオレットが思った刹那、部屋にアイリスが入って来る。その顔は少し困惑しているように見えた。
「イヴァン様、ヴァイオレット様、お客様がいらっしゃいました」
「誰だい?フェリシアーノ?」
イヴァンが訊ねると、アイリスはさらに訳がわからないと言いたげな顔になっていった。その唇が開く。
「イザベル・ランカスター様の使用人であるミモザ・ワトソン様です」
「ミモザが!?」
ヴァイオレットはソファから立ち上がり、驚きの声を上げた。
「んっ、おいしい!さすがリオンだね」
イヴァンの頰も緩んでいく。その顔を見ていると、ヴァイオレットの中に幸せが生まれていく。心の中が温かく、胸が高鳴っていく。
(ただ、隣にいるだけで幸せ。この幸せがずっと続いてほしい……)
そんなことをヴァイオレットが思った刹那、部屋にアイリスが入って来る。その顔は少し困惑しているように見えた。
「イヴァン様、ヴァイオレット様、お客様がいらっしゃいました」
「誰だい?フェリシアーノ?」
イヴァンが訊ねると、アイリスはさらに訳がわからないと言いたげな顔になっていった。その唇が開く。
「イザベル・ランカスター様の使用人であるミモザ・ワトソン様です」
「ミモザが!?」
ヴァイオレットはソファから立ち上がり、驚きの声を上げた。

