つられるように手をふりかえすと、レン先輩の手は顔に伸びて、目元をおおう。
そのまま上を向く様子に、なにを、と思ってから、さっき言っていたことを思い出した。
そういえば、お兄ちゃんの物まねするって言ってたっけ。
…あれが?
お兄ちゃんの物まね、と思って見てみると、その変なポーズがだんだん、感極まったお兄ちゃんに見えてきて、「ぷっ」と笑う。
「あははっ…!」
お兄ちゃんそっくり!
いまここにお兄ちゃんがいたら、それ、やりそうだもん!
なんて、思いっきり笑っていたら体育館がざわっとして、あ、といまの状況を思い出した。
「…すてきだね」
「え?」
「二葉さんの笑顔、とってもすてき。わたし、見とれちゃった」
そのまま上を向く様子に、なにを、と思ってから、さっき言っていたことを思い出した。
そういえば、お兄ちゃんの物まねするって言ってたっけ。
…あれが?
お兄ちゃんの物まね、と思って見てみると、その変なポーズがだんだん、感極まったお兄ちゃんに見えてきて、「ぷっ」と笑う。
「あははっ…!」
お兄ちゃんそっくり!
いまここにお兄ちゃんがいたら、それ、やりそうだもん!
なんて、思いっきり笑っていたら体育館がざわっとして、あ、といまの状況を思い出した。
「…すてきだね」
「え?」
「二葉さんの笑顔、とってもすてき。わたし、見とれちゃった」



