レン先輩は、私のマスクを片手で持って、ひらひらとふる。
「こんなものじゃ抑えきれない魅力であふれてるから。二葉ちゃんのかわいい笑顔をさえぎらずに見せれば、みんな…きみのとりこになる」
「…!レン、先輩…」
「うん」
応えるようにうなずきながら、レン先輩はやわらかく目尻を垂らして笑った。
とろけるような甘い笑顔に、じゅわりと、顔が熱くなる。
いまは、ほおをかくしてくれるものなんてないのに。
あわてて、両手を使ってほおをかくすと、レン先輩は私のスカートの上にマスクを置いた。
「どうするかは、二葉ちゃんに任せる。俺は二葉ちゃんが笑えるように、一番うしろで一悟さんの物まねをしておくよ」
「こんなものじゃ抑えきれない魅力であふれてるから。二葉ちゃんのかわいい笑顔をさえぎらずに見せれば、みんな…きみのとりこになる」
「…!レン、先輩…」
「うん」
応えるようにうなずきながら、レン先輩はやわらかく目尻を垂らして笑った。
とろけるような甘い笑顔に、じゅわりと、顔が熱くなる。
いまは、ほおをかくしてくれるものなんてないのに。
あわてて、両手を使ってほおをかくすと、レン先輩は私のスカートの上にマスクを置いた。
「どうするかは、二葉ちゃんに任せる。俺は二葉ちゃんが笑えるように、一番うしろで一悟さんの物まねをしておくよ」



