バッと、私たちのまえにならんだ人の顔をよく見る。
彼も、彼も、たしかに私が声をかけた人。
あの人は、たしかそっちの人と仲がよくて…。
…ん?
「う、うしろのほうにいるのは…!」
自分より強い人にしか従わない、弱肉強食主義の人たち!?
いつも私の言うことをぜんぜん聞いてくれないから苦労してたけど…!
それがなんでこっちの列に、と目を丸くしてから、となりのレン先輩を見る。
「まさか、レン先輩があの人たちを引き抜いて!?」
「まぁ、力づくで言うこと聞かせるのだけは得意でね~」
「す、すごいです!」
あの人たちをうごかせるなんて、レン先輩って本当に強いんだ…!
きらきらと尊敬の目で見つめると、レン先輩はぱちぱちとまばたきをして「…いい気分」とつぶやいた。
ポケットに入れたスマホを取り出すと、時刻は16時ちょうど。
約束の時間だ。
彼も、彼も、たしかに私が声をかけた人。
あの人は、たしかそっちの人と仲がよくて…。
…ん?
「う、うしろのほうにいるのは…!」
自分より強い人にしか従わない、弱肉強食主義の人たち!?
いつも私の言うことをぜんぜん聞いてくれないから苦労してたけど…!
それがなんでこっちの列に、と目を丸くしてから、となりのレン先輩を見る。
「まさか、レン先輩があの人たちを引き抜いて!?」
「まぁ、力づくで言うこと聞かせるのだけは得意でね~」
「す、すごいです!」
あの人たちをうごかせるなんて、レン先輩って本当に強いんだ…!
きらきらと尊敬の目で見つめると、レン先輩はぱちぱちとまばたきをして「…いい気分」とつぶやいた。
ポケットに入れたスマホを取り出すと、時刻は16時ちょうど。
約束の時間だ。



