「…おまえにも、いつかわかる日がくる。次の総長は…」




総長の青い目がじっと俺を見つめる。


…この人、マジかよ。




「いやいや、群れんのはごめんっすから。それに約束があるでしょ?」


「…あぁ。俺の卒業までに、おまえの気が変わらなければな」


「あっはは~」




変わらないって。

1人の時間をじゃまされないよう、総長と交渉までしたのに…。

群れのボスなんてクソめんどうなこと、この俺がするわけないでしょ。