どうしようもない私の手を取った人。

 それで自分に喝を入れて、無性に泣きたくなる気持ちを強引に抑え込む。

 行きたく、ない……学校……っ。

 そうは思うけど、行かなければいけない。

 もちろん学級委員だからって気持ちが大きいんだけど、理由は実は複数あって。

 その中の一つに、『呆れられる、見放されるから』がある。

 私は、自分で言うのもなんだけど成績は良いほうだった。

 定期テストでもずっと400点台をキープしてきたし、そこそこ頭の良い高校には入れるだろうって言われてきた。

 まるで、洗脳のように。

 偏差値の高い高校に行かなければ、私の価値はないも同然になってしまうと言われるように。

 それが、凄く怖い。

 親から、親戚から、友達から、呆れられるのが嫌だから、学校に行くのが苦しくても私は頑張らなければならない。

 私は、できる子……だから。

 私は、頭が良くなきゃ、何でもできなきゃ……ダメだから。

 周りからのプレッシャーはいつしか、こうして私を縛る鎖になりつつある。

 そんな中でも懸命にもがく私は、さぞ滑稽だろう。