どうしようもない私の手を取った人。

 だから、もう自棄になってやろう。

「三ツ谷君は、私の不調が改善するまで手伝ってくれるって事?」

「そーだよ。」

「……不調が改善したら、前みたいなただのクラスメイトに戻る?」

「……どーだろ。」

 もう三ツ谷君の代名詞なんじゃないか、どーだろって言葉。

 曖昧にするにはちょうどいい言葉で、はっきりしないところにむかつく。

 だけど、何だろな。

 はっきりしなかっただけ、まだマシ……って思っとこう。

 あそこでどーだろ発言じゃなくって、もし別の言葉だったら……。

 ……って、何考えてるんだ私は!

 別に、三ツ谷君の言葉に一喜一憂する意味なんてないのに。

「……何で濁すの。」

「内緒。」

 それでも、私は。

 自信を持つきっかけをくれて、手伝ってくれる彼に感謝の気持ちを抱えながら。

 ぽかぽかお日様みたいな、温かい感情に包まれていた。

 ……これからもよろしくね、三ツ谷君。

【FIN】