どうしようもない私の手を取った人。

「そーだね。まぁ元々相談事聞くの好きだし、誰かの役に立てられるなら……って思ってね。」

 ……三ツ谷君は、紛れもなく私の光になるんだろう。

 今回の抜き打ちテストの件、三ツ谷君のメールのおかげで教室が静かになった。

 みんな補習にならないように頑張って勉強していて、良い刺激になったし教室が良い雰囲気になっていた。

 そのおかげで、ストレスが結構なくなっていた。

「三ツ谷君、ありがとう。」

「何、改まって。」

「いや……お礼ちゃんと言わなきゃなって思ったから。」

「まだまだ終わりじゃないのに?」

 へ……?

 終わりじゃない、とな……?

「け、けど私もう十分助けられちゃったし、これ以上する事なんて……」

「まだあるでしょ。」

「ま、まだ……?」

「分かんない?」

「…………全く。」

「あはは、そりゃ困ったね。」

 まだ何か困ってる事ってあったっけ、私……!

 でも、考えても考えても思いつかない……。

 な、ないと思うんだけど。

 うーんうーんと悩む私に、三ツ谷君は横目でクスクス笑っている。