どうしようもない私の手を取った人。

 そんな事を悶々と考えていたからか、オムライス半分でお腹いっぱいになってしまった。

 これ以上食べられそうにもないから、ラップして冷蔵庫にインして。

 テレビを消してから、自分の部屋へと戻る。

 ……といっても、勉強する気が起きない。

 体がどうにもだるくてしんどくて、何にもする気にない。

 こんな状態が毎日続いているんだから、最悪な状態だと言っていい。

 受験までもう2カ月くらいしかない。

 1月に私立の特進を受けるから、頑張らなきゃならない追い込み時なのに。

 どうして、こんなに気持ち悪い状態になるの……!?

「もう、ほんとにやだ……っ。」

 自分が、どうしていいのか分からない。

 何をすればいいのか分からなくて、焦るしかない。

 焦れば焦った分、余裕がなくなるのに。

 焦らなきゃって気持ちしか、浮かばない。

 ……――プルルルッ

「!?」

 電話……?

 突然鳴り響いたコール音にびっくりしながらも、相手を確認して通話ボタンを押す。

「も、もしもし。」

《あ、彩海出てくれた。良かったー。……ていうか涙声だけど、大丈夫?》