それでも流石に無断で帰るわけにもいかない為、三ツ谷君を探しに行く事にした。
って言っても、彼が行きそうな場所なんて分かるわけがないのだけど。
とりあえず近くの教室や、食堂や、中庭などなど回っていく。
そしてやっと、見つける事ができた。
「あっ、三ツ谷く――……」
声をかけようと、彼の名前を呼ぼうとすれば。
「……寝てるし。」
寒そうな空き教室、彼は堂々と眠っていて。
それはそれは器用に、椅子に座って壁にもたれかかりながら寝ていた。
気持ちよさそうに、すーすー呑気に寝ている三ツ谷君に私は。
「三ツ谷君、起きて。話、してくれるんじゃなかったの?」
一声目、反応なし。
まぁ、なんとなく分かっていた。こんなものじゃ起きやしない。
起きたら苦労しないし、約束をすっぽかすくらいならこのくらいの図太さがないとダメだろう。
だけど私だって早く帰って受験勉強したい為、次はもっと大きな声で声をかけた。
「三ツ谷君、早く起きて。私帰るよ?」
二声目、まだまだ反応なし。
って言っても、彼が行きそうな場所なんて分かるわけがないのだけど。
とりあえず近くの教室や、食堂や、中庭などなど回っていく。
そしてやっと、見つける事ができた。
「あっ、三ツ谷く――……」
声をかけようと、彼の名前を呼ぼうとすれば。
「……寝てるし。」
寒そうな空き教室、彼は堂々と眠っていて。
それはそれは器用に、椅子に座って壁にもたれかかりながら寝ていた。
気持ちよさそうに、すーすー呑気に寝ている三ツ谷君に私は。
「三ツ谷君、起きて。話、してくれるんじゃなかったの?」
一声目、反応なし。
まぁ、なんとなく分かっていた。こんなものじゃ起きやしない。
起きたら苦労しないし、約束をすっぽかすくらいならこのくらいの図太さがないとダメだろう。
だけど私だって早く帰って受験勉強したい為、次はもっと大きな声で声をかけた。
「三ツ谷君、早く起きて。私帰るよ?」
二声目、まだまだ反応なし。