どうしようもない私の手を取った人。

 それなのに、結果は散々だ。三ツ谷君の言うように、休みがちになってしまった。

 成績不振、食欲不振、体力低下。それに加え、やる気もだんだん消えている現状。

 毎日やるせなさに苛まれ、何の面白味のない毎日を送り、見放される事に怯える日々。

 それでも私は、一つの理由の為に頑張ってきている。

 その理由は将来の夢にも繋がっていて、私の生きる希望にもなっている。

 ……確かに考えてみれば、私は馬鹿な人間なのかもしれない。

 でもそれは私がそう思うだけで、三ツ谷君にいちいち心配される筋合いなんてないはず。

 親切心かもしれないけど、今の私にとって指摘される事は余計なお世話だった。

「彩海さんは、今のままで十分だよ。これ以上なんて、望むものじゃない。」

 そんな時、三ツ谷君は呟いた。

 今のままで十分、だと。

 あぁ、やっぱり彼は分かっていない。だから今みたいに、知ったような口を利くのか。

 そう思った私は、静かに言い返した。

「……私は、もう面倒になったの。いろいろ、やる気もなくなってきてる。」