どうしようもない私の手を取った人。

 ……なんて、自嘲気味に思う事が私にとっての一番の救いだ。

 一応これらを親に相談したら、『病んでるじゃん。』と言われてしまった。

 うん、多分病んでる。それも相当。

 なんとなく頭で理解はしてるから、その時私はあえて同意の言葉は言わなかった。

 頭で考えるだけは良いけど、言葉にしたら自分の惨めさがよく分かるものだから。



 サナに《遅れていく》という旨のメッセージを送った数十分後、私はようやく学校へと向かった。

 この時間だったら、一限目までには行けるだろうけど遅刻は確定だ……。

 まぁ、仕方ない。学校に行こうとしてるだけ、褒めてほしいものだ。

 私は常日頃から、人に褒められたいタイプの人間だ。

 だからこれまで、自作のアニメを作ったり作詞作曲したり、資格を取ったり……いろんな事に挑戦してきた。

 結果としては、褒められはした。

 ……けど凄い凄いと称賛されたかどうかと言われると、全然だった。

 褒められるだけ良いと思わなければいけない、と理解はしている。

 それでももう少し、もう少しだけ……と欲張りになるのが私だ。