時間が止まったかのように動かなくなったかと思えば、
とつぜん、全体重を掛けるようにして覆い被ってくる歴くん。
「あのさあ、急に我慢できなくなるようなこと言わないで」
「は、え……えぇ?」
「ていうか、叶愛も蘭野に何かされてないよね。こーいうこと……」
「ひゃ…ぁっ、」
「その甘い声も、甘い顔もぜんぶ……ちゃんと俺だけ?」
尋ねるふりして、わからせてくる。
これでもかってくらい強い力で、まるごと歴くんのものにさせられて。
「俺のこと、もっともっと忘れられなくしてあげる」
どこまでも深く危険な愛に落とされる
そんな……──極悪な蜜月。



