──叶愛に罪を着せた人間がいる。
実行したのは店の人間以外に考えられない。
大体目星もついている。
現店長のラムだ。
……でもその予想が正しかった場合、違和感が残る。
せっかく罪を着せておいて、警察には突き出さないという中途半端な扱い。
内部の揉め事として済ませておく必要があった、と仮定すればだいたいの見当がつく。
その場で表沙汰になるのは困る、ただし、いざというときは、脅しの道具として使えるようにするため。
──叶愛を陥れるようラムに仕向けた人間が、恐らく別にいる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…