気高き暴君は孤独な少女を愛し尽くす


人生で初めて告白されて、改めて実感した。


私は歴くんが好きだから。

歴くんとずっと一緒にいたいから、他の人との結婚なんて、もう絶対に考えられないって。


蘭野くんはじっと黙ってうつむいていた。

しばらくして、ゆっくりと口を開く。



「叶愛ちゃんに好きな人がいるのはわかった……。でも、絶対僕のほうが叶愛ちゃんを幸せにできる。……諦めるつもりないから、よく覚えといて」



低い声でそう言われて、返事ができず。


私に背を向けて去っていく姿を見ながら、ずき、と胸が痛んだ。