(あームカつく…!)
学校からの帰り道、美亜は、道端の小石を力いっぱい蹴飛ばした。
「そういうことするの、やめろよ」
隣で高橋が不愉快そうな声を出す。
「うるさいわね…私に説教するの!?」
苛ついた美亜がそう返すと、高橋は大きなため息をついて、
「史奈は、そういうことしなかったなぁ…」
高橋は、一時は、穏やかで優しい史奈よりも、小悪魔的な美亜に心変わりしたものの、最近は史奈のことが懐かしくて仕方ない。
彼女の親友との裏切りの恋、というシチュエーションも、刺激的で楽しかったが、今ではもう、美亜の性格の悪さに辟易している。
そもそも、純粋な史奈を裏切った高橋も高橋なのだが。
「何なの!?史奈のほうがよかったとでもいうわけ!?」
学校からの帰り道、美亜は、道端の小石を力いっぱい蹴飛ばした。
「そういうことするの、やめろよ」
隣で高橋が不愉快そうな声を出す。
「うるさいわね…私に説教するの!?」
苛ついた美亜がそう返すと、高橋は大きなため息をついて、
「史奈は、そういうことしなかったなぁ…」
高橋は、一時は、穏やかで優しい史奈よりも、小悪魔的な美亜に心変わりしたものの、最近は史奈のことが懐かしくて仕方ない。
彼女の親友との裏切りの恋、というシチュエーションも、刺激的で楽しかったが、今ではもう、美亜の性格の悪さに辟易している。
そもそも、純粋な史奈を裏切った高橋も高橋なのだが。
「何なの!?史奈のほうがよかったとでもいうわけ!?」