あやめは枯れかけた観葉植物を見ながら、村正が持ってきてくれたワインを呑む。 「ムラマサ、すごく性能が上がりましたね」 「なんでだ」 「命じたわけでもないのに、ちょうどいいタイミングでワインが出てきたからです」 今、この瞬間、アレク○より使える感じです、と褒めたが、 「今、この瞬間だけか……。 っていうか、単に、気の利く彼氏になってないか? 俺」 と愚痴っていた。 あやめは、ちょっと笑い、小さな観葉植物を眺める。