ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「おい、ご主人様。
 なにか俺に頼みごとはないか?」

 肩を回しながら、あやめは言った。

「あ、じゃあ、肩こったんで。
 揉んでくださいますか?」

 なにか頼まないと悪いかと思い、言ってみたのだが。

「……恥ずかしいから嫌だ」
と照れたように村正は言う。

 役に立たないな、と思っていたら、村正は、この間、星子にもらった湯治場のおみやげの孫の手を見つけてきた。

「これで、ツボを突いてやろう」
と言いながら、肩を突いてくる。

 ……攻撃を受けている感じしかしないのだが。