「えっ?
北条さん、猫の世話するって言って、帰ったんですか?
でも、僕、ここ来る前、北条さんとコンビニで会ったんですけど。
レジに肉系ガッツリ弁当と普通のお弁当持って並んでましたよ。
誰か男の人が家に来るとかじゃないんですか?」
みんなで食事をしているとき、由良は後輩の三ノ宮にそう言われた。
「まあ、猫は弁当食べないよね~。
どうする? 由良~」
とあやめの同期、柳沼星子がからかうように由良に言う。
「そういえば、小林が、北条に外国人の彼氏ができたとかなんとか言ってたな~。
アレ……なんとかいう」
と由良と同じ部署の先輩、脇田敬三が口を挟んでくる。
小林は脇田の大学の後輩で、サークルも同じだったらしく、親しいようだった。



