ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「む、村正さんの星座を調べたあと、全星座をチェックしたんでっ。
 いわば、全人類をチェックしたわけですっ」

「……全人類をチェック、すごいな。

 それで?
 お前の運命の男は何座だったんだ?」

 そう詰め寄られる。

「そ、それがいなかったんです……。
 私の運命の人はこの次元にいないのでしょうか」

「いや、どの次元にいるんだ、お前の彼氏。

 二次元か?
 お前は中二病か?」

 でも―― と村正は微笑む。

「嬉しいよ。
 全人類の中で誰より先に、俺が運命の人じゃないかと思って、チェックしてくれたんだろう?」

 いやまあ……

 そういうと、壮大な愛、みたいな感じになりますね、
と逃げ腰のあやめに、村正は身を乗り出し、そっと口づけてくる。