ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「別にいいじゃないか。
 俺にとって、お前が運命の相手じゃなくても――。

 俺に別の運命の相手がいるとしても。

 俺は自分の運命に逆らっても、お前が好きだ」

 だから、そういう風に、すごい目力で見るの、やめてくださいっ、とあやめはうつむく。

「大丈夫だ。
 お前は俺が好きなんだ。

 だって、自分の運命の相手が俺かどうか、ちゃんと調べてみたんだろう?」

「む、村正さんだけじゃないですよっ」

 あやめは赤くなり、慌てて言う。