ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

「村正さんといるより、じゃないですよ。

 村正さんがいることは当然で。
 そこに、みんなもいてくれると楽しいって言ったんです」

「……ずっとこのままでいたいと思うか?」

「えっ、はい」

 誤解のないようにちゃんと話そう、と身を乗り出していたあやめの手は白いテーブルの上にあった。

 村正は、その手にそっと自分の大きな手を重ね、あやめを見つめる。

「……ユキコさんたち込みでいい。
 俺を愛してくれ」

 いや……

 えっと、その……

 どうしたんですか、急に。

 酔ってるんですか?

 堀宮さんのお酒だけじゃなくて、自分の分も濃くしてしまったんですか、と思うあやめの手を強く握り、村正は言う。