ムラマサ! ~道端でちょっとめんどくさいイケメンを拾いました~

 キュッ、と蛇口を閉めると、顔を上げて村正は堀宮に言う。

「ほら、部屋行って寝ろ。
 連れてってやるから」

「あ、手伝います」
とあやめも立ち上がる。

「そうか。
 じゃあ、堀宮を抱えなくていいから、ただついて来い」

 ……それ、手伝ったことになりませんよね、
とは思ったが。

 まあ、ドアくらい開けられるか、と思い、ついて行った。